最終更新: 2026年9月28日
96話、情報量が多すぎて頭が追いつかない……!ヒナタさんは結局生き返ったの?クロエはなんで小さくなったの?それに最後に出てきた金髪の人と、「次回は2027年7月」って何!?
落ち着いて、順番に整理しましょう。第96話「勇者覚醒」は第4期第2クールの最終回。ラファエルが勝手に新しい究極能力を作ってしまう場面から、ヒナタの蘇生、シズさんとの別れ、グランベルの最期、そして最後に映った「東の帝国」まで、この記事で全部解説するわ。※放送済みの第96話の内容と、原作小説11巻・12巻の展開に触れます。ネタバレ注意!
この記事でわかること
- 第96話「勇者覚醒」で起きたことの時系列(精神世界→現実世界→Cパート)
- ヒナタが蘇生した仕組み——『時空之王(ヨグ・ソトース)』と『再誕(リ・バース)』、グランベルが託した力
- 「情報子」「マナス」など、この回で初めて出てきた用語の意味
- グランベルの本当の狙いと最期、マリアとの再会「約束の場所へ」
- 第96話は原作小説の何巻か、続きは何巻から読めばいいか
- 第4期第3クール(2027年7月)と『クレイマンREVENGE』(2027年4月)の公式情報
『転スラ』は、月額550円(税込)・14日間無料のDMM TVで1期から第4期まで見放題。第4期の各話は毎週土曜23:00から順次配信されてきました(連続2クールは第96話で終了し、第3クールは2027年7月放送予定)。第96話「勇者覚醒」は9月26日(土)23:00から配信中です。
第96話「勇者覚醒」の基本情報|第4期第24話=連続2クールの最終話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 話数 | 通算第96話=第4期 第24話(第2クール第12話。連続2クール・全24話の最終話) |
| サブタイトル | 勇者覚醒 |
| テレビ放送 | 2026年9月25日(金)23:00〜 日本テレビ系 全国30局ネット/BS11は9月26日(土)22:00〜 |
| 配信 | 見放題配信は9月26日(土)23:00〜順次(DMM TVも同時刻から配信中) |
| 脚本 | 小川ひとみ |
| 絵コンテ・演出 | 鈴木真衣 |
| 主なキャスト | リムル(岡咲美保)/クロノア・クロエ(田所あずさ)/ヒナタ(沼倉愛美)/智慧之王(ラファエル)(豊口めぐみ)/シズ(花守ゆみり) |
| 原作 | 小説(GCノベルズ)11巻 第5章「勇者覚醒」終盤〜エピローグ「約束の場所へ」 |
話数の数え方に注意してください。第96話は「シリーズ通算」の話数で、4期だけで数えると第24話。2026年4月3日に始まった連続2クールが、この回でいったん区切りを迎えました。公式Xも放送後に「第4期第1&2クール放送終了 6か月間ご視聴ありがとうございました」と投稿しています。最終回ながらOPもEDも通常どおり流れ、EDテーマ「ヒムナル」を歌う田所あずささんは、本話でクロノアとクロエの二役を演じています。
第96話「勇者覚醒」あらすじ|ヒナタ蘇生・クロエ覚醒・シズとの別れを時系列で
公式サイトのあらすじは、「クロノアの魂に触れ、その思いを知ったリムル」が、「ラファエルがクロノアのスキルに干渉を試みる」——という流れを短く予告するだけでした。ところが実際の本編では、その一行の裏で驚くほど多くのことが起きます。まずは前提となる「ここまで」を軽く振り返ってから、本編の流れを番号順に追いましょう。
ここまでのおさらい(第92〜95話)
- 第92話:クロエ(後のクロノア)の口から、元の時間軸ではリムルが「東の帝国に討たれた」未来があったことが語られる
- 第93話:ヒナタがユニークスキル『簒奪者(コエルモノ)』を失う描写
- 第95話「グランベルの希望」:グランベルは究極能力『希望之王(サリエル)』に覚醒するも、ルミナスに敗れる。リムルは抗魔の仮面を複製してクロノアに着け、精神世界へ侵入。そこでシズと再会し、静まったクロノアから、クロエは心の奥(無限牢獄)に沈み、ヒナタは「もう死んでいる」と告げられて幕
第96話は、この精神世界の場面の続きから始まります。当サイトの決戦前夜までの話数記事は第88話「夜明けの勇者グラン」感想・解説、決戦全体の流れは西方動乱(ルベリオス決戦)完全解説で整理しています。
Aパート|精神世界——ラファエルが「問われもしない」まま究極能力を創る
① 冒頭、クロノアは「ヒナタの魂はグランベルの攻撃で砕かれた」と語ります。リムルは「順を追って教えてくれないか」と、クロノア自身のことも含めて説明を求めます。
② クロノアの敵意——暴走の源は、元の時間軸の未来でリムルが殺されたことでした。第92話で語られた「東の帝国に討たれた」未来が、そのまま彼女の怒りの正体だったわけです。
③ では、クロエとヒナタに何が起きたのか。二人の魂は無限牢獄の中で、魂や能力が複雑に絡み合っている状態。その背景には時間跳躍があり、クロノアの説明には「時間跳躍に耐えられなかった」という趣旨の言葉もありました(実況の書き起こしより)。クロノアは「今救うのは不可能かもしれない」と言いますが、シズだけは「救える」と信じて疑いません。
④ クロノアがクロエの位置を特定するものの、無理に引き出せばクロエが崩壊する恐れがある——ここで一度、完全な手詰まりになります。
⑤ ここで動いたのがラファエルです。クロノアから「情報子への干渉権限」を譲り受け、リムルに諮ることもなく(「問われもしない」)、クロエとヒナタが持つスキル——『無限牢獄』『絶対切断(アブソリュートエンド)』『簒奪者』——を再構築・統合して、新たな究極能力『時空之王(ヨグ・ソトース)』を創り出してしまいます。リムルとしては「俺のスキルが好き勝手やりました」とは言えない状況です。この結果、クロエとクロノアは任意に入れ替われるようになり、クロノアは「意思を持つ究極能力」=マナスとして位置づけられます。
⑥ 精神世界でクロエとヒナタが目覚め、リムル・シズ、そしてクロノアが一堂に会します。クロノアとクロエがリムルを取り合い、ヒナタはヒナタでリムルを問い詰める——重い話のはずが、急にいつもの転スラらしい賑やかさになります。
⑦ そしてヒナタとシズの対面。シズは、かつて自分を救ってくれた勇者がヒナタだったと気づきます。シズ・ヒナタ・クロエの三人が抱き合うと世界が暗転し、シズは消えていきます。「夢はいつか覚めるのよ」——第2クール最終回で最も涙を誘う場面です。
⑧ 現実世界に戻ったリムルはクロノアを眠らせ、ヒナタの遺体のもとへ運びます。邪魔が入らないよう、ヴェルドラたちに周囲の警護を任せて——ヒナタ蘇生の準備が整ったところでAパートが終わります。
Bパート|グランベルの真意、そしてヒナタ蘇生・クロエ覚醒
⑨ 場面は変わり、第95話でルミナスに敗れたグランベル。まだ息のあった彼は、人類を守る計画が破れたことを嘆きつつも、なおクロノアが世界の悪を討つことに賭けると語ります。彼の真の狙いは、クロノアを「勇者」として正しく覚醒させ、人類の希望とすることでした。グランベルはルミナスにクロエへ渡すもの——自らの「希望」——を託し、ルミナスの「因果から解き放たれたか」「安らかに眠るがよい」という言葉に送られて、光となって消滅します。
⑩ ヒナタの遺体の前で、リムル(時空之王の権能を介して)とルミナス(再誕〈リ・バース〉)が力を合わせます。ルミナスは、グランベルから託されたばかりの力をその場で蘇生のエネルギーとして活用してみせます。この蘇生の術は、ラファエルですら「解析鑑定に失敗」するほどのものでした。こうしてヒナタは蘇生し、クロエは覚醒——ただしクロエは幼い姿に戻っていました。
⑪ 目覚めたクロエがリムルに抱きつき、それを見たヒナタとレオンが嫉妬してお説教。ルミナスはヒナタの感謝に「なに。礼には及ばぬ。ほんの数百年の話じゃ。」(実況の書き起こし)と返します。
⑫ 一方、真っ白な死後の世界ではグランベルがマリアと再会。人類の守護はリムルに託すと決め、二人はラズルを探しに向かいます。画面に浮かぶ言葉は「約束の場所へ」。
⑬ ルベリオスでは音楽交流祭(演奏会)が成功裏に終了。楽団は、激しい戦闘の間もずっと演奏を続けていたのでした。
⑭ ルミナスはリムルに、グランベルの狂気はマリアとマリアベルを失ったことによると語ります。「生真面目で不器用な男じゃからな」——長い年月を共にした者にしか言えない評です。
⑮ ルミナス・ヴェルドラ・レオンらと、クロエの中にクロノアがいることを共有。ところが、ヴェルドラが「トカゲ風情」呼ばわりされる一幕もあるなか、レオンはクロエを「超絶美少女」と口走って、当のクロエに窘められる始末。クロエはレオンの執着にすっかりうんざりしています。
⑯ 最後にリムルとクロエが二人きりで、クロノアのことを話します。クロエはケンヤたち級友のもとへ戻っていきました。
Cパート|東の帝国が動き出す——そして「次回は2027年7月」
⑰ エンディング後、舞台は東の帝国(ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国)へ。何かが動き出し、金髪の男が不敵に笑います。本編でこの人物の名前が語られたかどうかは、放送後の情報では確認できていません(原作視点の補足は後述します)。
⑱ そして告知——「次回」の放送は2027年7月。第4期第3クールの放送時期が、この形で発表されました。
第96話の見どころ3つ
① ラファエル「問われもしない」——主に無断で究極能力を創る
手詰まりの状況を打開したのは、リムル本人ではなくラファエルでした。クロノアから「情報子への干渉権限」を譲り受けたラファエルは、リムルにイエスかノーかを問うことすらせず(「問われもしない」)、『無限牢獄』『絶対切断』などのスキルを再構築・統合して『時空之王(ヨグ・ソトース)』を創り上げます。当のリムルが「俺のスキルが好き勝手やりました」とは口が裂けても言えない——というのが、この場面のおかしさであり凄みです。
もう一つ注目したいのが「マナス」という言葉。クロノアは意思を持つ究極能力として位置づけられました。「意思を持つスキル」と聞いて、リムルのすぐそばにいる”あの存在”を思い浮かべた視聴者も多かったはず。ラファエルの能力については智慧之王(ラファエル)の全能力で整理しています。
② 「夢はいつか覚めるのよ」——シズとの別れ
第95話で再会したシズと、今度こそ本当の別れ。ヒナタはシズと向き合い、シズは自分を救った勇者がヒナタだったと気づきます。シズ・ヒナタ・クロエ——三人が抱き合った瞬間に世界が暗転し、シズは静かに消えていきました。シズ、ヒナタ、クロエ、クロノアと、1期からの縁で結ばれた黒髪のヒロインたちが一堂に会したのは、この回が初めてです。シズの物語を振り返りたい方はシズの記憶・過去|異世界召喚の真実もどうぞ。
③ グランベルの最期と「約束の場所へ」
第95話で敗れたグランベルの「その後」が丁寧に描かれたのも、この回の大きな見どころです。彼は最後まで人類の守護を諦めず、クロノアが正しく勇者として覚醒することに賭け、ルミナスへ「希望」を託しました。光となって消えたあと、白い世界でマリアと再会し、ラズルを探しに向かう——画面に浮かぶ「約束の場所へ」は、原作11巻エピローグの題名でもあります。第95話でシオンとランガに敗れたラズルまで含めて、ロッゾ一族の物語がきれいに閉じました。グランベルの生涯はグランベルの生涯が泣ける!ロッゾ一族の目的と結末で、狂気の引き金となった孫娘についてはマリアベルの強さとロッゾ一族で詳しく追えます。
「時空之王」「再誕」「情報子」|第96話の用語と、ヒナタ蘇生の仕組み
この回は一気に新しい言葉が増えました。まず表で整理します。
| 用語 | 意味 | 第96話での役割 |
|---|---|---|
| 情報子 | この世のあらゆる物質に含まれる、質量が限りなくゼロに近い物質。特別な空間でのみ観測でき、それをいじることで能力の統廃合ができる(放送中に表示された解説の要旨・実況の書き起こしより) | ラファエルがクロノアから「干渉権限」を譲り受け、スキルの統合が可能になった |
| 時空之王(ヨグ・ソトース) | クロエの究極能力。『無限牢獄』『絶対切断』『簒奪者』の統合で生まれ、さらにクロエ自身が『時間旅行』も統合して時間への干渉を可能にした | ラファエルが創出。クロエとクロノアの入れ替えを可能にし、ヒナタ蘇生の一翼を担う |
| マナス | 意思を持つ究極能力 | クロノアの新しい在り方。クロエの中に残り、任意に入れ替われる |
| 簒奪者(コエルモノ) | もともとヒナタのユニークスキル。クロエの身体に憑いた状態でクロノアを名付けた際にクロエへ移った | 時空之王の素材の一つ |
| 無限牢獄 | クロエとヒナタの魂が取り込まれていた「牢獄」 | 時空之王の素材の一つ。二人の魂はここで混ざり合っていた |
| 再誕(リ・バース) | ルミナスの蘇生の術。肉体と魂の両方が揃っていれば死者を蘇らせる | グランベルから託された力を用いてヒナタを蘇生 |
| 希望之王(サリエル) | 第95話でグランベルが覚醒した究極能力 | グランベルの死後、その「希望」がルミナス経由でクロエへ託される |
時空之王は、原作の設定資料的には「複写」「簒奪(強制簒奪)」「時空間操作(絶対切断・無限牢獄)」「時間操作(時間跳躍)」といった権能を束ねた能力とされます。アニメでその全てが語られたわけではありませんが、複数のスキルを再構築・統合したという本編の描写と重なる構成です(原作設定では、『時間旅行』はクロエ自身が統合したとされています)。究極能力全体の位置づけは究極スキル(アルティメットスキル)全種類一覧を参照してください。
ヒナタが生き返った仕組みを4ステップで
「なぜ生き返ったのか」を一言で言えば、魂の側と肉体の側、両方の準備が整ったからです。本編の順番どおりに並べると次のようになります。
- 魂の準備(精神世界):時空之王の誕生でクロエとヒナタの魂が目覚め、無限牢獄の中で混ざり合っていた状態から抜け出す
- 肉体の準備(現実世界):リムルがクロノアを眠らせ、ヒナタの遺体のもとへ運ぶ。『再誕』は肉体と魂の両方が揃っていることが条件
- 力の準備(グランベル):消滅の間際、グランベルがルミナスに「クロエへ渡すもの」を託す
- 実行:リムル(時空之王の権能を介して)とルミナス(再誕+グランベルの力)の共同作業で、ヒナタが蘇生し、同時にクロエが幼い姿で覚醒する
ポイントは、ラファエルですら「解析鑑定に失敗」するほどの蘇生の術を、ルミナスがグランベルから託された力も使って成し遂げている点。リムル側ですら仕組みを完全には把握できない力が、ヒナタの帰還を支えたわけです。転スラ世界の蘇生の仕組み全般は転スラの再生システム|死者蘇生の仕組みで、ヒナタというキャラクターの歩みはヒナタ・サカグチの強さと魅力を徹底考察でまとめています。
クロノアは「消えた」のではなく「マナス」になった
クロノアの扱いも見落とせません。第95話までのクロノアは、クロエの中に生まれた「破壊の意思」がヒナタの名付けによって自我を得た別人格でした。第96話でラファエルが時空之王を創った結果、クロノアは意思を持つ究極能力=マナスとして、クロエと任意に入れ替われる形で残ります。Bパートの終盤でルミナス・ヴェルドラ・レオンらに「クロエの中にクロノアがいる」ことが共有され、リムルとクロエが二人でクロノアについて話す場面で締めくくられるのは、この関係が第3クール以降も続くことを示しています。
【原作ネタバレ】Cパートの金髪の男は誰?
本編では名前が語られたかどうか確認できていませんが、原作を読んだ人には東の帝国の皇帝ルドラだと分かる場面です。帝国の全体像はナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国 完全解説、皇帝本人についてはルドラ皇帝徹底解説で先に予習できます(※どちらも原作の結末に踏み込んだ内容です)。
補足しておくと、「シズさんが自分を救った勇者はヒナタだった」と気づく場面は、1期の頃からのヒナタとシズの関係を知っていると何倍も刺さるわ。ヒナタはシズの弟子で、シズを深く慕い、その死を知ってリムルを討とうとまでした人。その二人が精神世界で抱き合って、シズが「夢はいつか覚めるのよ」と消えていく——ヒナタの物語の区切りとしても完璧だったと思う。
サブタイトル「勇者覚醒」の意味
「勇者覚醒」は、原作小説11巻の第5章のタイトルそのもの。そして第96話で覚醒した勇者はクロエ・オベールです。ラファエルが創った『時空之王』と、グランベルがルミナス経由で託した「希望」——この二つを得て、クロエは真の勇者として目覚めました。放送直後には「真なる勇者クロエ・オベール誕生」といった声が視聴者から上がっています。
ただ、このサブタイトルにはもう一つの読み方があります。グランベルの真の狙いが「クロノアを勇者として正しく覚醒させ、人類の希望とすること」だった以上、「勇者覚醒」はグランベル側の計画の到達点でもあるのです。彼はルベリオスを襲い、ルミナスと戦い、敗れましたが、最後の最後で自らの希望をクロエに託すことで、歪んだ形ではあれ計画を完遂した。ルミナスが「因果から解き放たれたか」と送り出したのは、そういう意味でしょう。
なお視聴者の間では「クロエとヒナタ、二つの勇者の卵がクロエ一人の中で孵った」という受け止め方をする声もありました。本編での言い回しの細部までは確認できていませんが、ヒナタもまた勇者の資質を持つ人物として描かれてきたことを考えると、腑に落ちる整理です。転スラ世界の「勇者」の条件や、シズ・クロノアからマサユキまでの系譜は勇者たちの物語|歴代勇者の系譜・真の勇者の条件で解説しています。
クロエが幼い姿に戻ったことについては、原作でも同じ展開です。作者のあとがきによれば、クロエが小さな女の子の姿で戻ってこないと寂しい、という趣旨の編集側の要望から決まった経緯があるそうで、アニメはそれを忠実に再現した形。クロエという少女の謎はクロエの謎完全解説|時間をまたぐ運命の少女にまとめています。
第96話は原作の何巻?|小説11巻の終盤〜エピローグ、続きは12巻から
■ 第96話は、原作小説(GCノベルズ)第11巻『勇者覚醒』の第5章「勇者覚醒」終盤〜エピローグ「約束の場所へ」にあたります。
画面に「約束の場所へ」と出たとおり、11巻はこの回で読み切った形。続きは第12巻『戦争前夜』からです。
※『勇者覚醒』『戦争前夜』は各巻の編名(勇者覚醒編・戦争前夜編)で、書籍の表題は『転生したらスライムだった件 11』『同 12』です。
11巻は「西方諸国編」の完結巻で、作者のあとがきでも「この巻で西方諸国編は完結し、次巻から東の帝国が動き出す」という趣旨が述べられています。Cパートの帝国はまさにその予告。12巻はプロローグ「道化の逃亡」に始まり、第1章「軍靴の足音」、エピローグ「皇帝の覇道」という章立てで、出版社の紹介文でも、東の帝国が動き出すこと、そして未来を知る“勇者クロエ”の話として「とある時間軸で、その帝国によってリムルが討たれ、テンペストが崩壊した」ことに触れられています。第96話で気になった帝国の正体を知りたいなら、12巻が答えです。
関連する媒体の対応も整理しておきます。
- 児童書籍版(かなで文庫):11巻の内容は『時空の少女』として上・中・下に分冊されており、第96話の範囲は『時空の少女(下)』にあたると見られます(分冊の正確な境界は未確認)
- 漫画版:2026年10月8日発売の単行本33巻(第141〜144話収録)でも、まだ第96話の範囲には到達していません。連載のほうも、第95話で描かれた『希望之王』が登場するのは2026年9月28日時点で最新の第146話(9月25日公開・単行本未収録)で、第96話の範囲にはまだ届いていないと見られます
- Web版:作者自身が11巻のあとがきで、Web版とはほぼ別物になったという趣旨を述べているとおり、対応はかなり緩やかです
「第4期第3クールが12巻から始まるのか」は、現時点では未発表です。Cパートが12巻の予告に見えるのはあくまで予想として受け取ってください。アニメと原作の対応関係の全体像は転スラのアニメは原作どこまで?で追えます。
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第96話の放送・配信スケジュール|第2クール最終回・DMM TVは9月26日(土)23:00〜
| 話数 | テレビ放送(日本テレビ系/BS11) | DMM TV配信 |
|---|---|---|
| 第95話「グランベルの希望」 | 9月18日(金)23:00〜/BS11 9月19日(土)22:00〜 | 9月19日(土)23:00〜配信中 |
| 第96話「勇者覚醒」 | 9月25日(金)23:00〜/BS11 9月26日(土)22:00〜 | 9月26日(土)23:00〜(配信中) |
| 第97話(第3クール第1話) | 2027年7月放送(サブタイトル・放送日は未発表) | — |
第96話の見放題配信は、前2話と同じ「放送翌日の土曜23:00から順次」のパターンです。DMM TVの作品ページにも第96話「勇者覚醒」が掲載済みです(2026年9月28日確認)。BS11で見る派の方は、同じ26日の22:00からです。
なお、第96話の後に総集編や特番が放送されるという告知は、9月26日時点で公式サイトには出ていません。「来週も何かあるかも」と待つ必要はなく、次の本編は2027年7月と考えておいてよさそうです。パッケージについては、第91〜96話を収録するBlu-ray第4期④が2027年1月27日に発売予定と案内されています(第4期①は2026年10月28日から順次)。
「最終回をまだ見ていない」「シズさんの場面をもう一度見たい」という方は、DMM TVが最短ルート。月額550円(税込)・14日間無料で、1期から第4期まで通しで見放題です。
※配信状況は変更される場合があります。視聴前に各サービスの作品ページで最新の配信状況をご確認ください。
感想総評|西方諸国編の完結として、これ以上ない着地
第96話「勇者覚醒」を一言でまとめるなら、「6か月かけて積み上げた伏線を、30分で全部回収した回」です。第88話でルベリオスに到着した時点では音楽交流祭の準備をしていただけのリムルたちが、グランベルの襲撃、ラズルとの死闘、ヒナタの死、クロノアの暴走を経て、ようやくたどり着いた結末。しかも演奏会は、その戦闘の間ずっと続いていて、最後には「大成功」で締めくくられる——この構成の妙は原作11巻譲りですが、映像で見ると格別でした。
感情の面では、やはりシズとの別れが最大の山場。1期でリムルにすべてを託して消えたシズが、精神世界で弟子のヒナタと再会し、自分を救った勇者の正体に気づいて消えていく。ヒナタ側から見れば、慕い続けた師ともう一度向き合えた、一つの区切りの瞬間でもあります。一方でグランベルの物語は、マリアとマリアベルを失って狂った男が、最期に希望を託して「約束の場所」へ帰っていくという、敵役としては異例なほど救いのある幕引き。ルミナスの「生真面目で不器用な男じゃからな」という評が、彼の全てを言い表しています。
そして物語の構造としては、ラファエルが「問われもしない」まま究極能力を創り、クロノアがマナスになったことで、リムルの手の届かないところで力が育っていく不穏さも残しました。Cパートの東の帝国と合わせて、第3クール以降の火種はきちんと仕込まれています。
追いつき視聴の手順
「途中から見ていない」「最終回だけ見て混乱した」という方は、次の順で追いつくのがおすすめです。
① 第85話から第2クールを通しで見る(第2クールは第85話開始・全12話。DMM TVなら14日間の無料期間内に十分収まります)
② 時間がなければ第88話から——ルベリオス到着から決戦まで、西方動乱の本筋はここからです
③ 第96話を見終えたら本記事の用語表で整理し、原作11巻→12巻へ。第3クールまでの空白は原作で埋めるのが最短
第4期全体の構成や「今どこまで進んだか」は【転スラ4期】今何話まで?全5クール構成ガイドで、4期の登場人物は【転スラ4期】登場キャラクター一覧で確認できます。
次回・第3クールに向けて|2027年7月放送、その前に『クレイマンREVENGE』
■ 公式発表(2026年9月25日)
・TVアニメ『転生したらスライムだった件 第4期』第3クールは2027年7月放送
・スピンオフ『転生したらスライムだった件 クレイマンREVENGE』がTVアニメ化、2027年4月放送
・第2クール最終回後に解禁されたPV「第4期×クレイマンREVENGE コラボレーション特別映像」で発表
第3クール第1話(通算第97話)のサブタイトルや放送日は未発表です。原作のどこから始まるかも公表されていませんが、Cパートで東の帝国が映った以上、12巻『戦争前夜』の内容に入っていくと見るのが自然でしょう(※あくまで予想です)。詳細は公式サイトの発表で確認できます。
先に放送される『クレイマンREVENGE』は、監督・杉本研太郎、シリーズ構成・生原雄次、キャラクターデザイン・橋本明日美/酒井秀基、アニメーション制作はエイトビット。クレイマン役は子安武人で、原作の伏瀬先生と、スピンオフ漫画を手がけるカジカ航先生からもコメントが寄せられています。第3クールまでの1年弱、転スラの世界から離れずに済むのはありがたいところです。
第96話「勇者覚醒」FAQ
Q. 第96話で「勇者覚醒」したのは誰?
A. クロエ・オベールです。ラファエルが創り出した究極能力『時空之王(ヨグ・ソトース)』と、グランベルがルミナス経由で託した「希望」を得て、真の勇者として目覚めました。同じ場面でヒナタも蘇生しています。
Q. ヒナタは本当に生き返った?
A. はい。精神世界で魂を目覚めさせたうえで、現実世界のヒナタの遺体の前で、リムル(時空之王の権能を介して)とルミナス(再誕〈リ・バース〉)が協力して蘇生させました。ルミナスはグランベルから託された力も使っており、この蘇生の術はラファエルですら解析鑑定に失敗するほどのものでした。
Q. クロエはなぜ子供の姿に戻ったの?
A. 覚醒の際に幼い姿に戻りました。原作小説11巻でも同じ展開で、作者のあとがきによれば、クロエが小さな女の子の姿で戻ってこないと寂しい、という趣旨の編集側の要望から決まった経緯があります。
Q. クロノアは消えてしまったの?
A. 消えていません。クロエの中に残り、クロエと任意に入れ替われる「マナス(意思を持つ究極能力)」になりました。ルミナスやヴェルドラ、レオンたちにも「クロエの中にクロノアがいる」ことが共有されています。
Q. グランベルの本当の目的は何だった?
A. クロノアを勇者として正しく覚醒させ、人類の希望にすることでした。ルミナスによれば、グランベルの狂気はマリアとマリアベルを失ったことが原因。最期は「希望」をクロエに託し、死後の世界でマリアと再会してラズルを探しに向かいました。
Q. 最後に出てきた帝国は何?
A. 東の帝国——ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国です。原作では小説12巻『戦争前夜』から本格的に動き出す勢力で、クロノアが語った「リムルが討たれた未来」の相手でもあります。
Q. 第96話で第4期は終わり?続きはいつ?
A. 第96話は第4期第2クールの最終回です。第4期第3クールは2027年7月放送と公式発表されました。その前に、2027年4月にスピンオフ『転生したらスライムだった件 クレイマンREVENGE』のTVアニメが放送されます。第4期は分割全5クール構成で、連続2クール分は全24話(第73〜96話)。全5クールの総話数は未発表です。
Q. 第96話は原作の何巻?続きは何巻から?
A. GCノベルズ11巻『勇者覚醒』の第5章終盤〜エピローグ「約束の場所へ」にあたります。続きは12巻『戦争前夜』から。漫画版は10月8日発売の33巻(第141〜144話収録)でもまだこの範囲に到達していません。
ヒナタが帰ってきて、クロエが勇者になって、グランベルは「約束の場所」へ。6か月の物語がきれいに閉じたわね。次の本編は2027年7月だから、その前に『クレイマンREVENGE』を楽しみつつ、原作12巻で東の帝国を予習しておくのがいちばん賢い過ごし方よ。
まとめ|「勇者覚醒」は6か月の物語の総決算、次は2027年7月
■ 第96話「勇者覚醒」の要点5つ
- ラファエルが「問われもしない」まま『時空之王(ヨグ・ソトース)』を創り、クロノアはクロエと入れ替われる「マナス」になった
- ヒナタは、リムル(時空之王の権能を介して)とルミナス(再誕+グランベルの力)の共同で蘇生。クロエは真の勇者として覚醒し、幼い姿に戻った
- シズは自分を救った勇者がヒナタだったと気づき、三人で抱き合って消えた。グランベルは希望をクロエに託し、死後マリアと再会して「約束の場所へ」
- 原作は小説11巻の第5章終盤〜エピローグ。続きは12巻『戦争前夜』から。漫画版は未到達
- Cパートは東の帝国。第4期第3クールは2027年7月放送、『クレイマンREVENGE』は2027年4月放送
第96話「勇者覚醒」は、連続2クール・全24話の締めくくりにふさわしい回でした。ヒナタの蘇生とクロエの覚醒という「答え」を出しつつ、マナスとなったクロノアと東の帝国という「次の問い」を残す。西方諸国編はここで完結し、物語は帝国編へ向かいます。
第3クールまでは10か月近い空白がありますが、その間に見返すなら配信が便利です。DMM TVなら月額550円(税込)・14日間無料で、1期から第4期まで見放題。第96話は9月26日(土)23:00から配信中なので、放送を見逃した方もすぐに追いつけます。
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