『真夜中乙女戦争』アマプラ配信決定!
恋と、破壊。
二つの出会いが退屈な日常を一変させるー4月。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”。
友達はいない。恋人もいない。
大学の講義は恐ろしく退屈で、やりたいこともなりたいものもなく鬱屈とした日々の中、
深夜のバイトの帰り道にいつも東京タワーを眺めていた。
そんな無気力なある日、「かくれんぼ同好会」で出会った不思議な魅力を放つ
凛々しく聡明な“先輩”と、突如として現れた謎の男“黒服”の存在によって、“私”の日常は一変。
人の心を一瞬にして掌握し、カリスマ的魅力を持つ“黒服”に導かれ、ささやかな悪戯を仕掛ける“私”。
さらに“先輩”とも距離が近づき、思いがけず静かに煌めきだす“私”の日常。
しかし、次第に“黒服”と孤独な同志たちの言動は激しさを増していき、
“私”と“先輩”を巻き込んだ壮大な“東京破壊計画=真夜中乙女戦争”が秘密裏に始動する。
一方、一連の事件の首謀者を追う“先輩”は、“私”にも疑いの目を向けていた。
“私”と“先輩”、“私”と“黒服”、分かり合えたはずだった二人の道は少しずつ乖離していき、
3人の運命は思いもよらぬ方向へと走りだす…絶望は、光になる-
痛々しくも眩しい物語は予想不可能なラストへと加速していく。
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『真夜中乙女戦争』のネタバレ感想・考察
【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】
※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。
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奨学金という名の借金を背負って入った大学の授業に意義や価値を見出だせず、フラストレーションをためる日々を送っていた「私」は、ある時、自身と同じような破壊衝動を持つ青年「黒服」と出会います。
意気投合した2人はさらに同志を集め、徒党を組んで鬱憤を晴らし始めました。
やがて「黒服」は東京を街ごと爆破するという計画を立てます。
計画が実行される日、「私」は「黒服」を刺し彼は命を落としますが、仲間たちの手によって東京の街は炎上したのでした。
この物語の主人公である「私」は、神戸から上京し、大学に入学したばかりの青年です。彼は奨学金を借りている上、生活費もアルバイトで稼がなければならないという苦学生でした。
そのため「私」は、1回につき3000円払っている計算になる大学の授業に対し相応の価値を求めていたのですが、残念ながら今のところなんの役に立つのか分からない講義ばかりで、思わず教授に向かって文句を言ってしまいます。
すると怒った教授から、なんと顔面にコーヒーをかけられてしまったのです。
そんな「私」に同郷の友人・佐藤が、「お前、ホンマ要領悪いな」と声をかけてきました。彼と言葉を交わしながらふと窓の外を見た「私」は、2週間ほど前に構内で突然話しかけてきた全身黒尽くめの青年が灰皿の前で立ち止まり、ポケットからなにかを取り出そうとしていることに気が付きます。
謎の青年はすぐに立ち去りますが、それからほどなくしてその灰皿は爆発し、黒煙を上げて燃え始めたのでした。
この時に佐藤からアドバイスされたこともあり、サークルに入ろうと決めた「私」は、その後、数ある中から「かくれんぼ同好会」というミステリアスな雰囲気のサークルを選んで入会しました。
このサークルの「先輩」から教授に食ってかかった件を褒められた「私」は、構内で彼女を見かけるとつい目で追ってしまうようになります。
しかし「私」は「先輩」との距離を縮めるよりも先に、再び灰皿を爆破する現場を目撃し、思わず逃走を手助けしてしまった謎の青年「黒服」と親しくなったのです。
「黒服」は「私」のように鬱屈した思いを抱える人々を集め、「常連」と呼ぶ彼らと結託して様々なイタズラを仕掛けました。それは徐々にエスカレートし、「黒服」はある日「常連」の前で「スカイツリーも六本木ヒルズも都庁もそのほかも、俺たちで全部破壊してもう一度石器時代に戻る」という恐ろしい計画を発表します。
「黒服」の思想に共感し、彼と行動を共にしてきた「私」ですが、「真夜中乙女戦争」と名付けられたその計画にはさすがに躊躇を覚えました。しかし「常連」は今やかなりの人数となっており、「私」1人の力では止められそうにありません。
そのため「私」は「先輩」だけでも守るべく、彼女に「明日、東京が爆破されます。僕は先輩には助かってほしいので、どうか・・・明日の夜までに東京から逃げてください」と伝えたのです。
そうして迎えた計画決行日、「私」は「黒服」に会いに行き、彼が事切れるまでナイフで何度も刺しました。
ただしそれすらも「黒服」の思惑通りであり、ほどなくして東京は辺り一面火の海と化したのでした。
本作は、成人への過渡期にある繊細で不安定な青年の複雑な内面をポエティックな映像と言い回しで描いたストーリーのみならず、King&Princeの永瀬廉さんを主演に、ビリー・アイリッシュさんの楽曲を主題歌に起用しているという点が若者の心に響く作品で、まさにトレンドをキャッチアップした映画と言えるでしょう。
また、池田エライザさんが演じたヒロインも非常に魅力的で、キュートさを残しつつもアンニュイな空気が漂う表情や、淡々としてメランコリックな語り口には思わず引き込まれます。
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