【ネタバレ】『ディア・エヴァン・ハンセン』【Amazon Prime Video (アマプラ)独占配信】あらすじ考察感想評価

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『ディア・エヴァン・ハンセン』アマプラ配信決定！

主人公のエヴァン・ハンセンを演じるのはミュージカル版に引き続きベン・プラット！そしてエヴァンが想いを寄せるコナーの妹・ゾーイ役を『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』のケイトリン・デヴァーが演じる。エヴァンを支え、励ますシングルマザーのハイディ・ハンセン役を『アリスのままで』などのジュリアン・ムーア。コナーとゾーイの母親シンシア・マーフィー役をエイミー・アダムス（『バイス』）という豪華女優陣が脇を固める。本作のミュージカルは第71回トニー賞で９つの賞にノミネートされ、ベン・プラットの主演男優賞ほか主演女優賞、ミュージカル作品賞、最優秀作曲賞など6つの賞を受賞！そんな注目作品のメガホンをとるのは『ワンダー　君は太陽』や『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキー。製作には『ラ・ラ・ランド』、『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ陣が集結。感涙ミュージカルがついに日本に上陸する！

ふゆねこ

本作はミュージカルを映画化した作品で、主演のベン・プラットさんは舞台版でもエヴァン役を務めた俳優さんです。

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「ディア・エヴァン・ハンセン」のネタバレ感想・考察

【ここからは物語の核心を含むネタバレとなります。閲覧される場合はご注意ください。】

※ただ、このネタバレは本作品を観た管理人が解釈して内容を述べ、映画の断面を捉えてるに過ぎません。興味の沸いた方は是非本編をご覧くださいませ。

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要約

障害を抱え、周囲に馴染めないことに悩むエヴァンが、自ら命を絶った同級生・コナーと親友だったと勘違いされたところから物語は始まります。
エヴァンは遺族から求められ、仕方なく口からでまかせにコナーとの思い出を語りますが、その結果彼は一躍時の人となりました。
おかげで友達も恋人も出来、エヴァンは幸福を感じますが、やがて真実を告白すると、彼は再び孤立してしまいます。
しかし、一連の出来事を経て精神的に成長したエヴァンは、前向きな気持ちでこれからを生きていくことを決めたのでした。

うつ病と社交不安症を患っており、そのせいでうまく人と付き合えず学校で孤立気味のエヴァンは、セラピストからの課題で「自分への手紙」を書いていました。

その手紙には彼がひそかに想いを寄せているゾーイという少女についても書いてあったのですが、それを偶然彼女の兄であるコナーに見られてしまったことから、運命の歯車が回り始めます。
コナーはエヴァンが自分に対する嫌がらせでゾーイのことを書いたと考えて怒り出し、手紙を持ってその場から立ち去ってしまったのです。

当然エヴァンは非常に焦り、その日の夜は手紙の内容をＳＮＳで公開されたりするんじゃないかとビクビクしながら過ごすはめになりました。
しかしコナーはそれから姿を現さず、不安な気持ちを抱えたまま数日が経ったある日、なぜか校長室に呼び出されたエヴァンは、そこでコナーの母親と義理の父親に引き合わされます。
なんとコナーが自ら命を絶ってしまい、その際エヴァンへ宛てた遺書を持っていたというのです。

その遺書とは、例のエヴァンが自分自身に向けて書いた手紙でした。
しかし、息子を亡くし精神的に不安定な様子のコナーの母親・シンシアは、２人が親友だったのだとすっかり思い込んでおり、コナーとの思い出を聞かせて欲しいと懇願されてしまいます。
どうやらコナーもまた孤独な少年で、家族との仲もギクシャクしていたようです。

真実を明かすのが心苦しくなったエヴァンがついありもしない思い出話を語ると、シンシアはとても喜びました。
コナーに対して複雑な想いを抱えていた義父やゾーイも、おかげで気持ちが救われたとエヴァンに深く感謝します。
さらにエヴァンはコナーの追悼式でスピーチをしたのですが、それに感動した参列者たちが撮影した動画をＳＮＳで拡散し、その結果彼は世界中の人々から称賛を浴びることとなったのでした。

エヴァンは一躍人気者となり、ゾーイともめでたく結ばれました。
ところが喜びも束の間、コナーの遺書だと思われている例の手紙が原因で、彼が死を選んだのは家族のせいではないのか？とインターネット上で騒がれ始めてしまったのです。

責任を感じたエヴァンは、まずはコナーの遺族に対し本当のことを打ち明け、さらにスピーチの内容は嘘だったと告白する動画をＳＮＳへ投稿しました。

これによりエヴァンとゾーイの関係は当然ながら終わりを迎え、彼は再び学校で１人ぼっちになってしまいました。
しかし、この件で改めて自分の心と向き合い、ありのままの自分を受け入れることを決めたエヴァンは、現状を悲観せず、前を向いて生きていこうと心に誓ったのでした。

ふゆねこの独断偏見レビュー

ふゆねこ

星4.0！！

本作はミュージカルを映画化した作品で、主演のベン・プラットさんは舞台版でもエヴァン役を務めた俳優さんです。
当然見どころとなるのは、高い歌唱力の持ち主ばかりが揃えられた俳優陣と、パセク＆ポールによる、印象的な楽曲です。
中でもやはりベン・プラットさんが歌うシーンは圧巻の一言に尽き、朗々とした歌声に反して表情やしぐさはきちんと気弱な少年のそれであるところなど、素晴らしいとしか言いようがありません。

また、ＳＮＳの光と影をわかりやすく描き、多くの人が抱える孤独感という問題にスポットを当てたストーリーは共感性が高く、心に響きます。

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